Mondo Saito

どこでもメリーゴーランド

いつもの公園を遊園地に。

2022

Overview

少しの上下運動を大きく感じさせる錯視を床と天井に表示することで、実際よりも大きな動きを感じさせるMRアトラクションです。 錯視によって上下に移動している感覚を約3倍に増幅できるという実験結果が出ています。 VRアトラクションと異なって周囲が見えるため、体験者だけでなく同伴の方とのコミュニケーションを楽しめます。

Paper

情報処理学会論文誌 『垂直方向の加速度の知覚強度を増幅する錯視技法』

Award

情報処理学会 第190回HCI研究会 学生奨励賞

 
車椅子の座席部分が上下動する形の乗り物
モーターなどの配線のアップ写真
車体をアルミフレームで組み立てている様子

Concept

人間の知覚処理は曖昧な部分が多数あり、そこを利用することで実際の刺激を増幅できます。このMRアトラクションは小さな上下動作を大きく感じさせることで、安全性と臨場感を両立することを目的としています。

Future Work

年を重ねて身体がうまく動かなくなってしまったとき、介護施設に入居して塗り絵やお手玉をしたいと思う人は少ないのではないでしょうか。 狭い施設内で安全だけど楽しい遊具があったら入居希望者が殺到するでしょう。 どこでもメリーゴーランドを乗りこなして介護職員さんを避けながら対戦を楽しんでいるおじいちゃんおばあちゃんを目撃するアバンギャルドな介護施設が生まれるかもしれません。

Tools

Unity:錯視の描画処理
HTC VIVE SRWorks SDK:ビデオシースルー機能
Misumi Frames:アルミフレームでの車体作成
Markforged MarkTwo:車軸とフレームの結合パーツのカーボン入り3Dプリント
Oriental Motor 電動スライダ:上下方向の往復運動

Credit

斎藤 文人 - Software, Hardware
神山 祐輔 - Hardware

Production Time

制作日時:2021年7月-2022年3月
製作期間:8ヶ月